社員給食と学生食堂。短すぎる昼食時間
日本の学生食堂では、昼休みが平均で50分という。その場合は、実際に食事に当てられる時間は30分未満となります。
講義室から、カフェテリアまでの到着時間が片道10分。混雑時に、学食の食事カウンターの列に並んで、食事代の清算レジに到達し、着席するまで10分として、20分の食事時間しかない。
これは、講義が時間一杯あって、昼食のチャイムが鳴ってから、講義室の席を立ち、次の講義開始直前に講義室に入室するという場合です。普通、日本の大学の講義は100分とすれば、大抵、10分くらい早めに終了する。また、講義開始の時点で、教授が入室していない場合もありますから、もう少し余裕はありますが、それにしても、イタリアなどと比べれば、学生さんの昼食に使える時間は半分以下のようです。
日本人はもっと昼食の時間に余裕を持っていいのでは。海外の人々に、「日本人はお金持ち」といわれて久しいですが。生活実感として、私どものような普通人には富裕感がないのが現実ではないでしょうか。
イタリアの名作映画、自転車泥棒、鉄道員などを見て、イタリアはまだ裕福でないような印象をもっていましたが、生活の質を購買力平価から見ても、日本より上になっています。
(1997年では、イタリアは米国についで第2位、日本は第7位)
日本の学生生活では、真面目に講義を出るならば、昼食時間には余裕を持てないようです。でも、日本の学生の学力は、韓国よりも下、という統計もあるのです。外国では、休むのも仕事のうちという。
余談ですが、イタリア人は、近時付き合いも、家族関係も良好という記事を多く目にします。たとえばイタリアの田舎では、近所の子をわが子と同じように食事に招いてくれるということです。どれがうちの子なのか分からないくらい、食事時は賑わうそうです。
イタリア出張したあるビジネスマンは、工場地帯では、家に帰って食事をするため、 昼食時間が2時間ということもあったと報告しています。
