学食と社員給食。メニューの数を増やせという要望が食事の品質を低下
調理の従事者の数を増やさずに、メニューの数を増やせという要望が食事の品質を低下させて来た。
食材費用を減らせない。ならば人件費の節約がカフェテリア経営のキーワード。
冷凍食品は人件費節約の切り札となって来ました。冷凍食品なしに今のキャフェテリアは実現しない。たとえば、フライものなら、ありとあらゆる種類のお惣菜が冷凍食品として半調理されて流通しています。
たとえば、グラタンフライ、蟹クリーミーコロッケ、肉じゃがコロッケ・・・。これらの献立を手作りで作ると、とても苦労します。また、高い調理技術が必要です。
時間もかかります。ですが、冷凍食品ならば、市場から買って来て、箱から出した時にはもう出来ている訳ですから、後は、自動温度調節フライヤーに食用油を入れてスイッチを入れると、セットした温度で油温は一定に保たれます。
次に、箱から出した、グラタンフライをその中に入れると、冷凍ですから、下に沈みます。しかし、中に火が通ってくると、油の上に浮上します。それで、フライの回りのあぶくが静かになったら出来上がり。一度も料理をしたことのない、アルバイト学生さんでも、ちょっと研修すれば、ちゃんと揚げることは出来ます。
では、冷凍食品は夢のような食品なのでしょうか。
生の素材から手作りした方が味も、栄養も格段に良い。また、冷凍食品のフライの衣を剥がして見れば。品質の良くない素材が使われていることが多いです。(全てがそうではありません。冷凍食品にも価格によっては、良いものも、そうでないものもあるという意味です)
冷凍食品を使わずに、手作りにできるのか。
手作りは人手がかかります。高い技術をもつ調理者が必要です。良い調理技術者の不足が食堂業者を長年悩ませて来ました。そんな中で冷凍食品は、普及という段階を超え、完全に浸透し、今は、当たり前になってきています。
もし、手作りというなら、調理技術者がこの社会から居なくなる前に、何らかの手を打つ必要があるかと思います。例えば、手作り給食ならば、給食費に対して一定の価格プレミアムを与えるような取り組みが必要です。
